村井先生の慰労会

昨夜は、北浜の社会人大学院で国際租税法と金融課税の手解きを教えて頂いた村井正先生の慰労会を行いました。私は、既に卒業しておりましたが、もう一度先生のお話を聞きたくて、聴講生として半年間、先生の講義に参加しておりました。本年で、78歳になられる先生のお話は、租税法判例を鋭く分析され、長年の研究に支えられた豊富な知識をお聞きできるのがとても楽しくて、少しでも多くの知識を吸収しようと毎週金曜にしげしげと北浜まで足を運んでいました。

会計事務所で長年実務をしておりましたが、理屈からしっかりとおさえておかないと税法が無味乾燥なものと思えてきます。税法規定の考え方、経緯、判例の動向を理解しきれていなかったことから、機械的なただの詰め込み作業となって、正直、苦痛を感じていました。さらに、実務の世界では、税理士業界はリスクが高いわりには、それをリターンに反映させることができない、といわれています。そのような中で、この業界でこのままやっていっていいのだろうか、と自問自答したりもしていました。

ただ単に『これはこう、あれはそう』と機械的に覚えていても、消化不良を起こしてしまいます。一見、小難しい税法の規定も広い視点で色々な角度から考えれば、なかなか面白いものだと感じることができ、今後、税理士としてどういうアプローチが必要かを教えて頂きました。

先生には、とてもお世話になり、誠にありがとうございました。

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